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[11]ユーロ(PT002)

【世界の技術力】


アルウ"ィンさんとはそこで別れ、僕は宿屋へ向かいました。
あてがわれた部屋にリュックを置き、ウエストポーチと護身用の銃だけ持って再び街中へ。
軽く街を見て回り、道具屋でこの世界の地図と、近代史の書かれた本を物色……読めませんでしたが。
あと、面白い食べ物を見つけましたよ。
この世界には様々な味のグミがあって、それぞれ得られる効果が異なるんだそうです。
興味本位にアップル味とミックス味を買ってしまいました。
どんな効果か楽しみです。

武器屋では、雪山で無くなってしまったナイフを補充。
店にあったのは剣や杖など、いかにも異世界って感じでしたね。
銃を扱っているお店を聞いてみましたが、銃自体出回っていないようでした。
構造やら使用方法など聞かれて何とか誤魔化しましたが……これでは弾の補充は望めませんね。
でも………

「アルウ"ィンさんは、持ってましたよねぇ。」

僕の銃に何の反応もなかったので、てっきり普及しているものだと思っていましたが。
……銃のことは彼に直接、聞いてみたほうが早そうです。

日も暮れ始め、僕は宿屋へ戻りました。
いつものように荷物はベッド脇に、ジャケットやらウエストポーチやらはベッドの下に、銃を一丁枕の下に入れて寝る準備完了です。
特に何をするわけでもなく、僕はそのまま寝ることにしました。
……というより、部屋の灯りの付け方がわからなかったんです。
恐らく、アルウ"ィンさんが言っていた精霊術とやらを使用するのでしょうが……僕は使えません。
トリップ特有の特集能力なんて、ありませんからね?




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111026


2011-10/26 12:54[レス/]

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