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[1] 物語りをつなげよう
By れもん♪
08-02 15:22
みんなで物語りをつくりましょう
例
むかしむかし
次の人が
あるところに…
みたいなかんじです!
完結は自分の好きな時に完結にしちゃってオッケーです
ただし一個二個物語りを繋げただけで終わりにしちゃだめです!
完結の後は次の人が新しい物語りを作ってそれを繋げていくみたいな感じです☆
最初は
それは遠い国の話しです
P905i
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[93]
By 琴葉
02-03 21:23
「あなた方二人を・・・追っ手の手が届かない場所へと――
逃がす事!!」
「え・・・それって」
「はい、この国から脱出します。」
「そしてもう一つの任務は・・・王子、あなたを王族に流れる血から――
解放する事!!」
「そ、そんなこと可能なんですか!?」
シリウスは今にも泣きだしそうな声で言った。
「はい。王子の身をむしばむその不完全な“絶対の調和”を治せる人が一人だけいます。
それは・・・Dr.アスク」
「・・・Dr.アスク?」
「はい、彼は“医学界の神”とまで呼ばれる方で、その業界じゃちょっと有名な方なんですよ。」
「さぁ、行きましょう。実はこの事は『蒼い薔薇』の他のメンバーにも話していないのです。この事を知っているのはリオ様とリオ様の直属の部下である私達だけ。」
「・・・・・・」
王子はさっきから口を開かない。
「・・・やはり、この国を離れるのは寂しいですか?」
「いや、むしろせいせいするさ!ただ・・・」
「リオ様のことが気がかりですか?」
「・・・あぁ」
「リオ様はこの国の新たな王子となります。」
「なっ・・・!?」
「リオ様は“絶対の調和”の正当後継者ですから・・・。」
「そんな・・・・・・っ」
王子はその場にしゃがみ込みうな垂れてしまいました。
「リオ様だってわかっていた事です。」
そう言うイオの顔もどこか哀しげです。
「・・・行きましょう、王子、シリウス様。」
所変わって城の前。レオと別れたリオは『蒼い薔薇』に国王が処刑され混乱している城内へと入っていった。
その時――
「王子!?」
王子の顔になったリオに声をかけたのは・・・
「門番さん・・・」
門番はもちろんリオが情報屋の少年だとは気づかない様子だった。
pc
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[92]
By ユーキ
09-23 00:10
蒼い薔薇の隊員だと名乗る少女らに導かれ、森の中にいた。
「大丈夫ですか?王子」
シリウスがそう王子を気遣うとゆっくりと彼は頷いた。
前を行く二人はいきなり足を止めた。
「お嬢さんがた、どうしたんですか?」
シリウスは敵かと思い声に緊張を含ませながら言った。
「私はミオ」
そう言った少女は右手に蒼い腕輪をしていた。
「僕はイオ」
そう言った少女は左手に蒼い腕輪をしていた。
「言い渡された任務は…」
F906i
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[91]
By 蛮勇
09-20 21:13
「別に… 前々から、チカラの片鱗が表れることは、時折あったんだよ」
リオはつまらなさそうにそう言う と、身を翻して自分たちが殺した相手に向き直り、
渇いた声で淡々と告げた。
「『信じられないものは、弾丸にて
殺し尽くせ。恐怖ノ感触を、その手に遺すな――
信じたものには、常に刃を突きつけろ。
裏切りに憎悪し 、いつでもその手で断ち切れるように』か、」
「ん、何ソレ? リオ〜」
「コイツらの組織が謳っていた、気構えのようなものだ」
「あ〜 っそれでか、、
リオが短剣使うなんて珍しいと思ったら〜〜」
「仮にも名目は、裏切り者だからな、奴らに合わせてやっただけだ」 ニヤついたレオの表情が鬱陶しい… もう少し距離を取って欲しいと毎回思わされる。
「律儀デスな〜 ‥つうか、何だ、、それじゃあ俺まで、コイツら同伴で臆病者扱いかよ (゜□゜)!」
「( ̄^ ̄)…違うのか?」
「当ったり前!!俺があそこで颯爽と登場しなけりゃ、――
リオが溜め息混じりに暫し、そうしていた頃――
シリウス達は‥…
831P
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[90]
By 相良
09-14 03:13
「ひゅ〜、さすが♪声まで王子そのままじゃん」
リオの変身ぶりにレオは楽しそうに言ってみせる。
リオはそんなレオに呆れた。
「あのな、さっきも言ったが、この力はそんな楽しいものじゃないんだ…」
レオはリオのその言葉に疑問をなげかけた。
「…どうして?俺だったら楽しいけどなぁ♪いろんな人に変装出来るし♪」
リオは悲しげな顔で俯き言った。
「…そんなの…最初だけだよ…長い間この力を使っていると、どれが自分かわからなくなる時があるんだ…そんなの…寂しいだろ?」
レオは飄々とした表情で返した。
「…まぁね…てか、さっきの『長い間力を使ってる』ってどういう事?この力は最近リオに受け継がれたんじゃないの…?」
V905SH
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[89]
By ユーキ
09-12 16:24
「お城に戻さないといけないけどさぁ−−」
ニヤニヤと笑みを浮かべてもったいぶるレオにリオは不機嫌な顔をする。
「王子に不完全な“絶対の調和”が表れてたでしょ?」
「あぁ」
リオは悲しげに目を伏せた。
「そこで、王子には隠居して貰って〜リオが王子としてお城に戻るんだよ」
「分かってる」
リオは大きく溜め息を吐き、顔の前で手を振るとリオの顔は王子の顔になっていた。
「流石は“絶対の調和”の正当後継者だね」
かなり楽しそうなレオにリオは苦々しい顔をした。
「そんなにいいもんじゃない」
リオの口から出た声色はもうリオのものではなかった。
F906i
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[88]
By 相良
09-11 15:05
次第に青い薔薇が体から離れ、中から正装に身を包んだリオが現れた。
「この格好…堅苦しいし、動きにくくて嫌いなんだよなぁ…」
レオはそんなリオにいつもの笑顔で言った。
「仕方ないだろ?これも俺たちの仕事なんだからねぇ」
リオは渋々納得しながら言った。
「……わかってるよ…ところで、王子とシリウスは何処だ?」
V905SH
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[87]
By ユーキ
09-10 21:24
「思ってもねぇことを…つか、その笑い方をすんなっていつも言ってるだろ」
リオは呆れた顔に微笑を含ませて言った。
「お前だっていーつもニコニコしてんだろ」
「なっ!なんなんだお前ら!」
命を掴まれたままそんなことを繰り広げられ男は叫んでしまった。
「五月蠅い」
「任務を忘れてた」
レオは氷のような瞳で冷たく言い放った。
リオは空のような瞳で穏やかに言い放った。
『がっ…』
二つの断末魔の声が重なった。2人の黒服は真っ赤に染まった。恐らく時間が経てばまた、黒服に戻るだろう。
「あーあ…服汚れちゃった〜気持ち悪い〜」
レオは口元を歪めて嫌そうにぼやいた。
「仕方ないだろ?こんな仕事なんだ」
リオはレオの服に付着した返り血を見ながら蒼い眼鏡を押し上げた。リオの衣類には紅は一切付着していなかった。
「つか、リオ〜そろそろその変装解けよ、なんか気色悪い」
「あぁ、悪い」
リオはポケットから蒼い薔薇を数え切れないほど出して、それに包まれた。
(挨拶を忘れておりました。すみません。参加させていただきます。)
F906i
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[86]
By no-a
09-10 19:29
しかし、銃を向けた場所には既にリオの姿はなかった。
「……っ!!」
女の首元にはヒンヤリとする感触。女は真っ青になりながら目だけを下に向けた。そこには鈍く光る短剣を自分の首に突き付けているリオの姿があった。
「『蒼い薔薇』をなめてもらっちゃあ困るな、お姉さん。」
リオの目が鋭く女の顔を捕らえた。
「…っ助け、」
女が隣にいる男に助けを求めて顔を向けるが、女は言葉を失った。
「いやー残念。君達に逃げ場はないようだ」
そう言ったのは男の首に銃を突き付けている、もう1人の少年。
少年の耳には蒼いピアスが光った。
「レオ、……王子とシリウスは?」
リオはそのレオと呼ばれる少年に言った。
「大丈夫。ちゃーんと保護したよ、リオ」
「……そっか。」
「本当、それにしても…リオ。囮捜査、ご苦労さんでした♪」
レオは口角をあげてニヤッと笑った。
P906i
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[85]
By 相良
09-10 03:10
「国家反逆罪だぁ?!ハハハ、じゃぁ俺達に暗殺を依頼した国王様も同罪だ」
黒服の男は若干の余裕を見せながら言った。
リオはそれにとても切なげな表情で答えた。
「あぁ…そっちにも…『蒼い薔薇』が数人行ってるよ…もちろん処刑するために…」
「……ちっ」
黒服の女は舌打ちをし、銃を懐から出し、リオに突き付けた。
「でも、ここであんたさえいなくなれば…っ」
リオは少しも動かない。
「打ちたいなら…うってみなよ……無駄だけどね?」
女はリオの挑発めいた言葉にカッとなり、リオに向けて銃の引きがねをひいた。
パンッ
辺りに銃声が鳴り響いた。
V905SH
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[84]
By ユーキ
09-10 00:23
「俺の気は確かだよ」
リオの口元は残酷なほど緩やな曲線を描いていた。
「何をしたの!」
さっきまでの余裕の無い女のヒステリックな叫びに、リオは微笑んだまま答えた。
「俺だって一応王子の弟なんだから、色々出来るんだよね〜」
「この!化け物が!」
拳銃の発砲音が室内に響いた。引き金を引いたのは、いつも煙草の香りをさせていた男だった。
「もっと冷静な人だと思ってたのに、俺の過大評価だったみたいだね」
「なっ!?」
掠り傷一つないリオは顔に美しい蒼の細かい装飾の施された古めかしい眼鏡をしていた。
「その眼鏡は…!」
「知ってるなら、話は早い。」
リオは蒼い眼鏡を自然に押し上げた。
「あんた達を国王直属の警備隊『蒼い薔薇』の名において、国家反逆罪で処刑します」
F906i
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