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[1] 図書館
By 小百合
10-24 08:17
小百合は16歳、本好きな、おとなしい少女。長い黒髪で顔を隠すように、いつもうつむきながら歩くのであまり気づく人はいないが、なかなか端正な顔立ちをしていた。
今日も近所の図書館に、おもしろそうな本を探索に来ていた。とはいっても、小学生から通っているので、自分の興味が持てそうな本はほとんど読みつくしてしまっているのだが。
「やあ、今日も本探しかい?」
そう声をかけてきたのは、昔から知っているここの館長の息子の礼一。背が高く、切れ長の目に細い銀縁のメガネをかけている。小百合とはひとまわり年が離れていて、優しいお兄さんのような存在だった。
「あ、礼一さん。こんにちは」
小百合にとってこの図書館は、家の次に馴染み深い場所で、ここでなら安心して自分を出せる。そして、ほとんど幼馴染のような礼一は初恋の人でもあり、成長するに従ってその気持ちも薄れてきたものの、やはり会えると嬉しい相手なのだ。
「なにかいいの見つかったかい?」
「ううん、全然・・・あ、ごめんなさい」
「はは、いいよ。こんな規模の小さい図書館じゃ、なかなか新しい本も入ってこないしな」
「そんなこと・・・」
一応否定してみたが、それは本当のことだった。
[編集] [玩具館]
[2] By 小百合
10-24 08:19
小さな町の小さな図書館、ここに小百合が通うのも、半分は礼一と会って話をするためというのが正直なところ。
しばらく小百合をジッと見つめていた礼一は、
「・・・俺の読んだ本でよかったら、貸そうか?」
といった。
「え、ほんとう?やったあ。礼一さんって、どんな本読むの?」
「うーん、いろいろ幅広くってかんじかなあ。」
「幅広く?じゃあここにないのもたくさんあるの?」
「ああ、好みに合うかは分からないけどね。今から見にくる?」
気軽な調子で誘われて、深く考えずに小百合は礼一について、図書館の隣にある礼一の自宅へ向かった。
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[3] By 小百合
10-24 11:38
「わー、礼一さんの部屋だー。」
礼一の部屋へ入るのは初めての小百合は、キョロキョロと落ち着きなく見回している。
「あんまりきれいにしてないから、隅のほうは見ないように。さ、こっちにおいで」
そう釘をさし、部屋の規模に対して大きな本棚の前で、小百合に向かって礼一が手招きする。
「わああーすごい!いっぱいあるね。礼一さんは、どれがおすすめ?」
礼一のそばに立ち、本棚を見上げている小百合。その後ろに回りこんで、礼一は手を伸ばして一冊の本を取った。
一瞬抱きしめられるかと思ってビクッと身を震わせる小百合に、
「おすすめは、これとか・・・こっちもなかなかおもしろかったな・・・」
と、ますます体を密着させて、礼一は何冊かの本を小百合に示す。
「聞いてる?」
「っあ!・・・」
後ろから回された腕や、背中に感じる礼一の体温に意識を取られていた小百合の耳元で、礼一がささやく。
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[4] By 小百合
10-25 08:42
全く予期していなかった礼一の行動に、思わず声が出る。真っ赤になってうつむく小百合に気づいた様子もなく、
「これなんか、小百合ちゃんに合いそうだけど」
と、耳元に唇を近づけたままいいながら、一冊の本を小百合の胸の前で広げる。本の下部が、小百合の胸に当たっている。かすかに吹き込まれる礼一の吐く息に、首筋がゾクゾクする。
「れ、礼一さん・・・」
「ん?どうかした?」
「あ・・・耳・・・が・・・」
「耳が感じる?」
「そっ!そんな・・・や・・・」
免疫のない台詞に、小百合は言葉を詰まらせながら身をよじる。
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[5] By 小百合
10-25 14:32
その初々しい反応は、礼一の心を熱くする一方だった。こちらを見上げる小百合に、すばやく口づける。
「ん・・・んあ・・・」
舌をねっとり絡ませる濃厚なキスに、それ自体初めての経験だった小百合は、頭の中が真っ白になってしまった。
「ふ・・・あ・・・あ」
たっぷりと時間をかけて小百合の口中を味わった礼一は、ゆっくりと耳から首筋にかけてキスを浴びせる。
本を棚に戻した手は、しっかりと小百合の細い体に巻きつけ引き寄せ、制服のブラウスの上から優しく胸を揉む。
「あ・・・だめ・・・だめだよう・・・はうん・・・」
首筋に舌を這わされ、か細くあえぐさゆりの声。
「かわいい声だ・・・」
礼一にからかうようにいわれ、恥ずかしさで体がカッとなる。弱々しく身をよじり、逃れようとする小百合の体を片手でしっかりと押さえ、片手でブラウスのボタンをはずす。
薄いピンクのブラに包まれた、体の割にやや大きめな小百合の乳房があらわになる。
「やっああ・・・礼一さん・・・やめて・・・こんなこと・・・」
小百合の抗議の声も、礼一には届かない。すぐにブラの中に指を入れ、小さな乳首を軽くつまむ。
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[6] By 小百合
10-26 15:27
「あん!ああ・・・んん、やあ・・・」
「誰かにこんなふうにされたことある?」
「そ、んなの・・・ないよ・・・」
「じゃあ、俺が初めての男になるのか・・・うれしいよ、他のやつに汚される前でよかった」
その言葉の意味することに、小百合はますます体を離そうとする。
「こら、おとなしくして」
そういって、強く乳首をひねる。
「ひああ!いたいいんん・・・」
「嘘つけ、こんなにコリコリになってるぞ、ん?」
「やあああ、そんなこといわないでええ・・・」
小百合の体を反転させ、本棚に押し付けた礼一はブラをずり下げて、ツンと尖った先端を乳房ごとほおばる。
口の中で先端を舌で転がしてやると、小百合は体をビクビクさせて、高い嬌声をあげる。
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[7] By 小百合
10-27 12:29
「あふう、あああんん・・・ああ、あああ・・・」
同時にもう片方の乳首を、指で撫でてやると、小百合の体が腰からくずおれそうになる。
「おっと・・・ちゃんと立つんだ。そんなに感じるのか?まだまだこれからだぞ」
すばやく片手で腰を支え、耳元でささやいてやる。
「あ・・・だってえ・・・礼一さんが・・・」
しばらく乳首を弄った後、小百合の足元にしゃがみこんで、スカートを捲り上げる礼一。
「あ!やだあ、そこはだめえ・・・」
「どこが?もうびしょ濡れになってるよ。これ、分かるかい?」
そういってパンティの一番湿った部分に、指をあてて揉む。かすかに聞こえるクチュクチュという音に、気持ちよさと恥ずかしさに、涙を浮かべながら唇をかみ締める小百合。
「我慢してるの?声出してくれないとつまらないなあ・・・」
いうが早いか、パンティを横にずらし、直接擦りあげる。
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[8] By 小百合
10-28 08:52
「ひいいい!あああ、ああああん」
とたんに鳴きだす小百合。すると礼一は指を離して、愛液に濡れた指を、小百合に見せ付けるようにしゃぶった。
「あ、なにしてるの?そんな、汚いよ・・・」
「汚くない、甘酸っぱくておいしいよ」
「いや・・・やめて・・・」
思わず顔を背ける小百合。その一瞬の隙に、パンティをひざまで下ろし、溢れでたものをすするように、太ももから唇を這わせ、礼一は小百合のそこに口付けた。まずはジュルジュルと音を鳴らして愛液を吸い上げ、膣からクリトリスにかけて一気に舐める。
「くひっい、ああやあああふうんん、ああ、や・・・やああ・・・」
初めての快感に、腰がガクガクになる小百合。容赦なく激しく舐めまわし、クリを吸う礼一の責めに、今にも失神してしまいそうだった。
ジュル、ジュル、ピチャ、クチャ・・・と、腕を小百合の尻からまわし、その軽い体重を肩で受け止めながら、礼一は狂ったように舌を這わす。
「ああああ、ああん・・・やあ、やああ・・・」
小百合は、声をあげることでしか快感から逃れるすべはなく、普段の自分では考えられないような嬌声を出す。
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[9] By 小百合
10-29 09:01
そしてそのことが、ますます小百合を興奮させ、頂上に押し上げる。
「ひい、あうう・・・あああ、なん、か・・・あああ、や、あああああひいいいいい!!」
のどの奥から搾り出すような声をあげて、小百合は初めての絶頂を知った。
「今のがイクってことだよ。どうだった?」
「ふ・・・う・・・す・・・ごかった・・・死んじゃうかと・・・思った・・・」
「はは、かわいいこというね。さ、しばらく休憩したら、本を選ぼう」
「え・・・?もう・・・やめちゃうの?」
思わずいってしまた言葉に、小百合は自分で赤くなる。
「一度に全部教えるのはつまらないからね。じっくり教え込むのが趣味なんだ」
「じゃあ、やめちゃうわけじゃないのね・・・」
ホッとしたようにつぶやく小百合を抱きしめ、
「当たり前だ、今まで長いこと待ったんだから、絶対に逃がさないよ」
その台詞に込められた意味を悟って、自分と同じ気持ちでいてくれた礼一に、焦がれるような愛情を感じながら、小百合はゆっくり目を閉じた。
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[10] By 小百合
10-29 21:36
あの、初めての快感を礼一に教えられた日から3日目、小百合は図書館の前を行ったり来たりしていた。礼一から借りた本を読み終えたので、返すためにここまで来たものの、どんな顔をして会えばいいのかわからないのだ。
「・・・別に・・・して欲しいとかじゃ・・・ないし、普通に返してすぐに帰ろう」
自分に言い訳するように、独り言をいいながら入り口のドアを開ける。心臓が跳ね上がるのを意識しながら、礼一を探す。一通りまわってみたが、姿が見えない。
仕方なく、小百合は顔見知りの職員の女性に声をかける。
「あの、礼一さんは?」
「あら、小百合ちゃん。礼君なら保管庫にいるわよ。小百合ちゃんが来たらそっちに来るように伝えてくれって言ってた」
「あ、そうですか・・・保管庫」
「場所、分かるよね?」
「はい、有難うございました」
その場を離れ、2階にある保管庫へ向かう。
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