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By 知羽 麻璃於
09-25 00:58
出来る男でしょ俺。(何方付かずの言動に見せる相手の反応にさあなと躱す様穏やかに緩く呼気を流し、尋ねられるそれに些か得意気に悪戯に笑っては次ぐ幾許かの揶揄いを含む物言いには一瞬不服と双眸細めるも直ぐに素知らぬ振りへえー等と素っ気無い相槌を打つ事で無意味な対抗を。そうしながら、覗き込んだ瞳を伏せられて仕舞った事で逸らされるならその所作すら余す事無く眼差しに映し続け、鼻先を寄せた先の淡い甘さ纏う香りを堪能し離れ際にするりとその鼻先を首筋に掠め擦り寄せては何方にせよ好む匂いだと低く抑えた声音以て告げ至近の友人を真っ直ぐと見詰め)香水もいいけど、こっちの匂いも好き。俺は。…このままキスでもする?なんて、……あ、そろそろ海に担いでくみたいだな。(重なる手を確りと握り直される感覚に自然と唇には極僅かな緩みが生じ、此方からも今度はその繋ぎ方を互いの五指絡ませるものと変えてみようと。如何やら思いの外距離感の近い状況に尤もな指摘を受け、楽し気冗句宣って悪戯に緩く唇を突き出し見せ後少し微動でもすれば互いの唇が触れ合って仕舞う程の距離迄顔を寄せるも流石に冗談と直ぐに離れ体勢を元に戻した頃合い、人の群れの隙間から窺える神聖なる行いが軈て神輿を担ぐ様子へと変化する様に興味津々と視線を投げ、短冊咲く重厚な箱舟神輿を担ぎ海へと入水し力一杯に海に押し遣って流す男達の気迫は遠目からも迫力が在ると釘付けと成り)
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By 樋好 征司郎
09-25 00:15
……、ったく、どっちなんだよ(いつのタイミングか相手の纏う空気やその声色がいつもの調子に戻っているようであれば、ぶすくれて眉を寄せながら不満を垂れるものの、結論の出ないそれを突き詰めようとすることはなく呆れたように零れたのは溜息と乾いた笑みで。隣の相手の言葉に耳を傾けていれば特に理由はないものの同意できると、小さく鼻を鳴らしながら揶揄いも混じえて同意して)へえ、このために昨日調べて来たんか?…、そうだな、たぶん豊穣とかそんなん祈ってる行事だろうしな。…………、っ、香水、付けてねえからか。……、つうか、なんか今日、近いな(照れながらもそれを見せまいと繋いだ手、それも不意に顔を覗き込まれてしまうなら戸惑いに視線を伏せる様を相手に晒す事となろうか。そこからするりと寄せられた顔は首筋に、耳元や首筋に掠める相手の頭髪がこそばゆく小さく息を詰めれば、それでも謎の対抗心に平静を装うべく返答して。祭りのメインイベントとなる行事が執り行われる中、人々の視線はそこ一点に注がれていよう、群衆を離れた自分達は彼らの背中と静かな海と落ち着いた露店が見えるような視界だろうか、肌寒さすら感じる夜の浜辺でやけに暖かい掌越しの体温にその存在を確かめるように掌に些か力を込めれば、先よりも近い相手の顔を不審気に見遣りながら不満たらしく言葉を告げるは照れ隠しでもあろう)
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By 知羽 麻璃於
09-24 23:55
おやおやァ、それは残念。まあいいよ、悩まなくても。俺の事は気にしなくていいよ。(呟きこそ聞き取れ無かったものの聞き受ける言葉と向けられる瞳の色に微かな揺れを目敏くも感じ取れば見詰め合う双眸を柔らかく弓形に唇に緩い笑み浮かべ紡ぐは何時もの調子の軽い語調。次ぐ彼の反応を横目に捉え浅く頷き今宵の為に昨夜一人予習をしたと此れから行われる儀式に思いを馳せつ単純な思考を口に)俺も昨日調べて知ったんだけど、何か願事を海に流すってすげえ綺麗なんだろうな。めちゃくちゃ叶いそうだし。……、……ん?嫌だった?そう言えば、今日のひよ何時もの香水とは違う匂いするな。(徐ろに繋いだ友人の手を引き少し離れた場へと向かって耳に届く抗議の声に其方に顔を向けると些か不審気な眼差しが刺さり。その視線の色に気付かぬ振り緩く頭を傾け軽く顔を覗き込む所作、惚けた様に声を返しながら先から感じて居たそれが今一度と不意に漂う至近距離の相手の香りに何時もの香水では無い彼の家に宿泊した際に認めたシャンプーやボディーソープの匂いと同じではと憶測し、確かめるべく避けられなければ緩り彼の耳裏辺りから首筋と鼻先を寄せようか。躱されたとしてもケチと楽し気悪態吐くのみで、何方にしても繋がる手は此方から解く意思は無いとそのままに)
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By 樋好 征司郎
09-24 23:25
……、ぜ、ってえ、悩んだりしねえ。(告げられた言葉は今までの軽いやりとりとはどこか違って感ぜられ、それでも機微に疎い自分ならばその返答すらも自分を揶揄うものと取ろうのだろう。やっぱり、と小さく呟いた後、暗い海から相手へと向き直ったその瞳にはっきりとした意志を乗せて相手のそれを見詰め、それでも瞳の奥は戸惑いにかすかに揺れていて。進められる行事を相手の横でただ黙って見詰めていたが、その内容は知らなかったようでちらりと相手に目線を遣って尋ねれば、またその行く末を見守るように集団と神輿を照らす淡い光を受けながら緩く唇を結んで)……、へえ、これを?この神輿をそのまま海に流すのか。……、って、おい(意識は完全にその儀式へと注がれていたため、気付けば握られて引かれる手、集まってきた群衆を掻き分け離れ、中央より濃い暗闇を纏うそこに連れられては、そこで漸く不審を携えた視線で相手を射抜いて)
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By 知羽 麻璃於
09-24 23:14
そういう風に俺の事で悩んでひよの頭の中も心の中も俺で一杯に成ったらいいのにな。意地悪でしょ俺。(彼の見せる表情や一挙一動を瞳に宿し耳に届く言ノ葉を黙って聞き受けては髪を掻き上げる何処か色香漂う所作を見詰め、緩慢な瞬きの間に漸くと浅く呼気を流し常変わらぬ掠れ低い声色以て穏やかに心中を吐露し友人からしたら甚だ迷惑で在ろうと面持ちを弛緩させ小さく喉奥楽し気微かに笑みを揺らして。彼と過ごした一夏を思い返しながら同意示して呉れる一言に双眸を和らげて強請ったそれに仕方無しと許りに、然し快く受け容れて呉れた相手と共に短冊を飾って汐風に揺れるその二つを満足気に仰ぎ見ては不意に鼓膜震わす掛け声や歌声に自ずと意識は其方に流れ)……、……あ、来た来た。この願事を海に流すんだよな、確か。(淡く揺れる提灯の明かり纏う厳粛且つ幽玄な雰囲気漂う行列に視線を這わせ何処か幻想的でも在る舞いや唄に初めて見ると幾許かの高揚感を瞳に湛えつ自然と右手は彼の左手を取って緩く掌重ね繋いでその手を引き少し許し箱舟神輿から離れようか。手を避けられて仕舞ったとしてもその代わりに肩に軽く触れる事で儀式の邪魔に成らぬ様にと共に神輿から軽く距離を取る様促す筈で)
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By 樋好 征司郎
09-24 22:34
っ、だからそういうのが………、わかんねえって。お前は揶揄ってねえって言うけど、……、わかんねえ。(嬉しいと告げられれば湧き上がるのは劣等感にも似た悔しさ、訝しげに詰めた眉と邪見を孕んだ瞳で相手を制するように反論しようとするも束の間、続く穏やかな視線と問い掛けには大きく溜息を吐いて静かに肩を落として。視線を切るように暗い海を見渡すべく顔を上げれば沖からの風にそよぐ前髪を掻き上げて、返す言葉はどこか静かで落ち着いていて。繰り返すわからない、は相手の言動だけではなくそれに反応して感情を揺さぶられる自分自身にも向いていて。それでも背中を押すような遠くの賑わいと相手の包容力を感じさせる余裕ある仕草、祭りについての話題には相手と紡いだこの夏の思い出を断片的に頭の中に呼び起こされながらそうだな、と素直な返答となって。共に飾ることを提案されれば呆れたように笑って見せながらも相手の横に立ち、同様の高さに短冊を結びつけて)、ったく、しょうがねえな。……、そろそろか。(その頃合い、砂浜奥から行列を連ねてやってきた提灯の明かり、神主と思しき姿の男とそれを囲む白装束の集団が儀式的な歌や舞を見せ始める頃には、周囲にも多くの人が集まっていようか)
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By 知羽 麻璃於
09-24 22:16
気に成って呉れるだけで嬉しいよ。ひよは如何してだと思う?俺がそういう事言うのも、ひよがそんなに気になんのも。(此方に対してと言うより自問自答に近い何処か不満残る相手の様子に言葉こそ返さぬものの些か疑問符と緩く首を傾げて見せるも次ぐ話題と成れば注がれる視線に瞳を合わせ確りと耳傾け色々な音色混ざるそれ等から何とか心地好く耳に馴染む彼の声音を聞き取って更にその首を傾け緩い笑み向け紡ぐは又しても問い。然し友人を執拗に問い詰める心算は毛頭無く、答えを貰え無くとも気にせずと続く話題と流れ此方の言動に仄かに笑う彼に釣られ思わずと微かに肩揺らし笑って。終始楽しく過ごす友人との一時、互いに短冊を見せ合いほぼ同様の願事に殊更に笑みは深まり呼気に乗せ含み笑いつ来年の今頃へと思いを馳せ早速と神輿に飾ろうと導いてやや高い位置に結び付けて)……なんだ、ほぼ一緒じゃん。また来年も一緒に来れるといいよな。何か今年は樋好と祭り沢山行った気がするわ。短冊隣に並べて飾ろ。
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